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初めての論文は「真っ赤」に添削された。私が孤独な研究生活を抜け出した日の話

認定・専門

「研究をしたい。でも、うちの病院には指導できる先輩がいない…」

私もそうでした。独学で書き、自信満々で出した原稿は、箸にも棒にもかからない。
「これ、本当に論文になるの?」と、手が止まったこともあります。

しかし、ある行動をきっかけに状況が一変しました。

結論から言います。院内に指導者がいない環境で、外部メンターに救われました。
そして気づいたのは、メンターは院内にいなくても見つかるということでした。

この記事では、私が実際にメンターに出会えた「3つのルート」と、断られにくい頼み方(マナー)まで、体験談ベースでまとめます。
最後まで読めば、次の勉強会で誰に声をかけるかが、きっと決まります。


【衝撃写真あり】私の原稿は「鮮血」で染まっていた

勇気を出して、ある外部の先生に原稿を見てもらった時の話です。

返ってきたWordファイルを開いて愕然としました。真っ赤だったから。
てにをは、論理構成、図表の作り方…徹底的にコメントが入っていました。

最初は「自分の全否定」をされたように感じて凹みました。
でも、すぐに気づきます。これは否定じゃない。「愛(教育)」だと。

独学では一生かかっても気づけない「第三者の視点」をもらえた瞬間でした。
そしてこの「赤ペン」が、原稿の質を上げ、次の一手を選びやすくしてくれました。


メンターはどこにいる? 私が実践した「3つのルート」

院内にいないなら、外に求めればいい。
私が実際に師匠(メンター)を見つけた場所と方法を、3つ紹介します。

1)大学の研究室(母校を使い倒す)

私は、講義や部活の後輩に会いに行くついでに、所属していた研究室に挨拶へ寄っていました。

そこで先生に、研究だけでなく「キャリアの相談」もしていました。
先生たちは、現場で頑張っている卒業生のリアルな声を待っているものです。

ポイントは、いきなり「論文見てください」と丸投げしないこと。

  • 近況報告
  • テーマの1枚まとめ
  • どこで詰まっているか
    この順で出すと、相談が成立しやすくなります。

2)学会の運営・専門部会活動(“貢献して信頼を積む”ルート)

「役員なんて雲の上の人」だと思っていませんか?

私の場合、学会の専門部会のメンバーとして活動し、さらにシンポジストとして運営にも携わっています。
運営側に入ると、自然とキーマンの先生方と接点が増え、研究や原稿について相談できる“入口”が生まれました。

ここは「特別な裏ルート」ではなく、正面から貢献して信頼を積むルートだと実感しています。

「裏方」として仕事をすると、偉い先生(キーマン)と自然に仲良くなれる。
これは本当に強いです。


3)地域の勉強会(自分から会いに行く)

ただ座って聞いているだけでは、何も起きません。

私が通っていたのは、感染症の勉強会でした。
休憩時間に「先生の発表のこの部分が刺さりました。いま自分は症例報告でここが詰まっています」と、質問を1つに絞って声をかけ、名刺交換しました。
あの一瞬の勇気が、その後の継続的な助言につながりました。

声をかける目的は、“お願い”ではなく“相談の入口”を作ること。
それだけで十分、世界が変わります。


ただし「クレクレ君」にはなるな(マナー論)

忙しい先生たちが、なぜ無償で教えてくれるのか?

それは「こいつ、見込みがあるな」「熱意があるな」と思うからです。

❌ ダメな例(テイカー)
「何も分からないので教えてください」(思考停止の丸投げ)

⭕️ 良い例(ギバー)
「ここまで書きましたが、ここで行き詰まっています」(努力の跡を見せる)

メンターは「自動販売機」ではありません。
「共に走る伴走者」になってもらうための礼儀が必要です。

そして、ここが一番大事。
メンター探しで大事なのは、「探し方」よりも先に“相談の形(要約1枚+具体質問1つ)”を用意することです。

この“相談の形”があるだけで、相手の負担が減り、話が前に進みやすくなります。


まとめ:次はあなたが「声をかける」番だ

待っていても、白馬の王子様(メンター)は現れません。

自分から母校に行く。
自分から勉強会で声をかける。
自分から原稿(要約1枚+質問1つ)を見せる。

その一歩が、あなたの「真っ赤な原稿」を生みます。
そして、その赤が、将来の「Accept」に近づく力になります。 (もちろん100%ではありませんが、独学より確率は何倍も高まります)。

さあ、次の勉強会で誰に話しかけますか?
迷うなら、まずは「質問を1つ」作って行くだけで十分です。

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